コラム VOL.5

硬式野球部の夢と挑戦

創部3年で甲子園へ

北海道深川市で活動するクラーク硬式野球部。
寮生活を通し、選手として、人間として大きく育つ姿に追った。



全国から集まった2000人の大応援団

16年8月12日、甲子園のアルプススタンドが、青一色に染まった。

全国から集まったクラーク生や、佐々木監督を慕う駒大岩見沢のOBたち、そして地元・深川の人々……。約2000人もの大声援を力に変えて、チームは強豪・聖光学院を相手に熱戦を繰り広げた。敗れはしたものの、クラークの名は高校野球の歴史にしっかりと刻まれた。

野球部には、最初の学校になじめなかった選手や、クラーク以外で野球を続けられなかった事情を持つ選手も集まっていた。だが、「どんな子でも育て方は同じ」と佐々木監督は言う。

「寮で仲間と一緒にきちっと生活することで、自信をを持ちながら努力していく努力していく姿勢が身につく。甲子園は、子どもたちが私を信じてついてきてくれた結果。しっかり目標をもってやっていくと必ず達成できることがはっきりとしたと思います。どんな子にも限りない可能性がある」

甲子園は偶然ではなく、必然だった。信念の教育に導かれて、一人ひとりがそれぞれの明日に向かって歩き出している。



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